当財団は、笹川良一氏の提唱を受け、日本船舶振興会(現・公益財団法人日本財団)からの多大な寄付を基に、1985年に英国の独立した財団として設立されました。
2020年には、現在当財団の日本側名誉顧問を務める笹川陽平氏のご主導のもと、日本財団より追加のご寄付を賜りました。また、長年にわたり当財団の理事長を務められたセント・アンドリュース伯爵が、英国側名誉顧問に就任されています。

当財団は、英国および日本をはじめとする国内外において、志を同じくするさまざまな団体と良好な協力関係を築いています。その多くは、笹川家の主導により設立・運営されている慈善団体であり、日本の日本財団をはじめ、スカンジナビア、フランス、米国などに拠点を置く関連財団と連携しています。
設立以来40年にわたり、当財団は日英両国の交流と協力を促進するため、2,000万ポンド以上の助成を行い、6,000件を超えるプロジェクトを支援してきました。
2001年には、元理事長ウィリアム・バターフィールド卿(ステッチフォードのバターフィールド男爵)の功績を記念して、「バターフィールド基金」を創設しました。医学分野への継続的な支援の重要性を踏まえ、同基金は通常の助成よりも高額かつ長期間にわたる支援を行う制度となっています。
2002年には現在も毎年実施している「スクールツアー」を開始しました。第1回には、グラグスゴーのロスホール・アカデミーから生徒10名と教員2名が参加しました。以来、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的流行により中止となった年を除き、毎年シックス・フォーム(大学進学準備課程)の生徒を対象に、日本に1週間以上滞在する研修プログラムを実施し、その費用を全額助成しています。
2008年には「ササカワ・レクチャーシップ・プログラム」を開始しました。同プログラムは5年間にわたり実施され、英国における日本研究の発展に大きく貢献しました。日本財団からの250万ポンドの助成金を基盤として、英国各地の大学に13の常勤講師ポストを新設することを目的として実施されたものです。プログラムの終了後も、日本財団からの継続的な支援を受けながら、大学院生を対象とした「ササカワ日本研究奨学金プログラム」を通じて日本研究への支援を続けています。この奨学金プログラムは2014年より毎年実施されており、現在も継続しています。

2011年の東日本大震災に際しては、救援活動や募金活動を含む44のプロジェクトに対し、総額約10万ポンドの支援を行いました。
2013年から2017年にかけては、チャタムハウス(王立国際問題研究所)と連携し、「日英グローバル・セミナーシリーズ(UK-Japan Global Seminar Series)」を実施しました。この取り組みでは、日英両国のリーダーや有識者が一堂に会し、経済、安全保障、社会などの分野における地球規模の課題について議論を重ねました。セミナーや会議、出版活動、政策対話を通じて、両国が協力できる分野や新たな機会を見出し、その後の発展的な取り組みにつながる重要な基盤を築きました。
