目的

グレイトブリテン・ササカワ財団は芸術文化、人物・社会交流、科学技術から医学、スポーツ等様々な分野の活動に対して資金援助を通じて日英両国間の相互理解と協力を推進することを目指しています。 財団の本部事務所はロンドンにあり、駐日事務所は東京にあります。 英国事務所では年に3回、日本事務所では年に2回申請締切日があります。申請締切日等について詳しくはこちらへ。 英国事務所の次期申請締切日は2025年12月15日。審査会は2026年3月開催予定。 日本事務所の次期申請締切日は2025年9月30日。審査会は2025年11月開催予定。

財団からのお知らせ

グレイトブリテン・ササカワ財団、理事長交代のお知らせ グレイトブリテン・ササカワ財団は、ポール・マデン氏が2025年5月22日付で理事長に就任いたしましたことをご報告申し上げます。マデン氏は、英国と日本の関係において豊富で深い経験を有しており、1980年代に駐日英国大使館に勤務し、2017年から2021年まで駐日英国大使を務めました。また、オーストラリア及びシンガポールの高等弁務官も歴任されております。 外務省退職後も日本との関わりを継続し、UK/Japan 21st Century Groupの理事、慶應義塾大学の国際関係学の客員教授、イースト・アングリア大学日本研究センターのアドバイザーとして活躍されています。また、大手日本企業や複数のコンサルティング会社のアドバイザーも務めておられます。さらに、ロンドン大学の理事としても貢献されています。マデン氏の日本での経験を綴った著書「Sankyu Japan」は2022年に出版されました。 また、理事長職を退任されるセント・アンドリュース伯が、最高顧問として引き続き財団にご尽力くださることを、心より嬉しく思います。これまでの長年にわたる献身的なご貢献に対し、深く感謝申し上げます。 グレイトブリテン・ササカワ財団、事務局長(CEO)交代のお知らせ グレイトブリテン・ササカワ財団は、2025年5月12日よりチャールズ・ボッズワース氏が新たな事務局長(CEO)として就任いたしましたことをご報告申し上げます。ボッズワース氏は日本に居住し、仕事をした経験があることから、日本語を話すことができます。彼はケンブリッジ大学にて英文学を専攻し、シェフィールド大学では日本語を学びました。また、ジャパン・ハウスロンドン、Scope、帝国戦争博物館、BBCなど、様々な機関で活躍し、さらに大和スコラーとしての貴重な経験もあります。 ボッズワース氏は、2020年から2025年までCEOを務めたジェニー・ホワイト氏の後任として新たに就任いたします。グレイトブリテン・ササカワ財団は、ホワイト氏が在任期間中に成し遂げた数々の功績に深く感謝申し上げるとともに、ボッズワース氏のリーダーシップのもと、財団がさらなる発展を遂げることを心より期待しております。 新体制のもと、グレイトブリテン・ササカワ財団は、引き続き日英の架け橋としての活躍を力強く推進してまいります。今後とも、変わらぬご支援とご厚情を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 抗微生物研究におけるグローバルな取り組みを支援 薬剤耐性(antimicrobial resistance: AMR)の脅威が深刻化し、近い将来、一般的な感染症が治療不可能なる可能性が予測されていることから、世界的な対策の必要性が浮き彫りとなっています。これを受けて、グレイトブリテン・ササカワ財団は、国際協力と政策策定を通じて、新たな抗生物質の開発を促進し、将来のパンデミックに備えることを目指し、ウォーリック大学サー・ハワード・ダルトン・センター、サセックス大学開発学研究所、そして国立国際医療研究センター(NCGM)における日英研究者間の新たなパートナーシップを支援する運びとなりました。 「日本と英国はともに抗生物質の開発において広範な能力を有しており、学術界、産業界、国家インフラにまたがる相互相補的な研究の強みを既に活用しています。抗生物質の発見と開発にインセンティブを与えるという点では、既存の経済モデルの欠陥を踏まえると、長期的に持続する新たな国際的連携が急務であります。この新たな日英パートナシップが建設的な協力提携になることを期待しています。」 グレイトブリテン・ササカワ財団副理事長 ジョアンナ・ピットマン 詳しくはこちら:ウォーリック大学からのプレスリリース 2023年度年次報告書 グレイトブリテン・ササカワ財団の2023年度年次報告書がこの度こちらのウェブサイトからも閲覧できるようになりました。年次報告書には2023年に助成された全ての事業リストの一覧、最近実施された事業のハイライト、そして2023年度会計報告などが含まれています。こちらのウェブサイト内の「年次報告書」のページでは、最新の2023年度の報告書だけでなく過年度の年次報告書をもご覧頂くことができます。 バターフィールド基金と英国国立衛生研究所(NIHR) グレイトブリテン・ササカワ財団は現在、バターフィールド基金の非商業的パートナー団体として英国の国立衛生研究所(NIHR)に登録されているため、バターフィールド基金の支援対象となったプロジェクトはNIHR臨床研究ネットワークの支援に申し込むことが可能です。 グレイトブリテン・ササカワ財団翻訳賞 この度グレイトブリテン・ササカワ財団は英国の作家団体Society of Authorsと共に、日本文学の英訳を対象とした新たな賞を新設致しましたことをお知らせ申し上げます。優勝者には£3,000が贈られます。2024年12月2日に賞の候補作が発表されました。最優秀翻訳賞作品は2025年2月12日に発表される予定です。次回の応募締め切りは2025年3月31日です。翻訳賞についての詳細はこちらをご覧ください。 GBSFとSDGs 国連サミットで採択された17の持続可能な開発目標(SDGs)は、現在そして将来にわたって人と地球の平和と繁栄のためのグローバル・パートナーシップにおいて、先進国も途上国も含めたすべての国々による行動を求める緊急の呼びかけです。それを受けてこの度GBSFに助成申請頂く際には、申請書に必ず17ゴールのうちどの目標を支援する事業を実施予定なのか明記していただくことになりました。

最近の助成事業紹介

ロンドン沖縄三線会主催「オキナワ・デイ2025」をバーモンジーのブルーマーケットにて開催(2025年6月28日) バーミンガム・ロイヤル・バレエ団が「The Silence After Applause」を大阪・関西万博2025にて上演 (2025年6月25日) クレア・ファロー企画による展覧会『Paper Clouds: Materiality in Empty Space』が、ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2025の一環としてサマセット・ハウスにて開催(2025年6月5日から29日) メトロランド・カルチャー主催による「ブレント・ビエンナーレ」が、ロンドンのブレント区にて開催(2025年6月22日から10月24日) ブルアッハ・ミュージックによる「ケルティック・ロック・レボルーション」が大阪・関西万博2025にて上演(2025年7月5日) クリフトン・サイエンティフィック・トラストによる年次イベント「UK-Japan Young Scientist Workshop 2025」が、ケンブリッジ大学をホスト機関として市内各所の研究施設にて開催(2025年7月20日〜26日) 今年もまたUCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)にて「UCL-ジャパン・ユース・チャレンジ」を開催(2025年7月26日から8月3日) モリー・メイン企画による自身の個展『Nomad: Perspectives on Home in a Changing Japan』をロンドンの67ヨーク・ストリート・ギャラリーにて開催(2025年7月4日から13日) ウィガン市議会およびターンパイク・ギャラリーの委託によるサウンドスケープ作品『Mother of the Sea』が、「Flashes Festival of Nature」の一環としてIOUクリエイション・センターにて上演(2025年7月6日) 今年もまたロイヤル・フェスティバル・ホールにて「Ura Matsuri」を開催(2025年7月19日) プレイボックス・シアターによる10日間のレジデンス・プログラムを日本にて実施(2025年7月予定) ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校にて「Noh Training Project Read More …